ながらく更新していませんでした。
12月になると不景気でも、酒つくりは忙しいものなのです。
搾りがはじまり、瓶つめや粕はぎ、粕詰め、下旬には瓶燗がはじまります。
あわただしい中でも、つくりはちゃんと段取りよく、丁寧にしたいものです。
先日TVで、ピアニスト 辻井伸行 さんの特集がありました。
盲目のピアニストといえばわかる人も多いでしょうか?
人間は五感のひとつが失われると、それを補うためその他の感覚が
研ぎ澄まされ、通常では考えられない才能が発揮されるのだと思います。
今年、辻井さんは ヴァン クライバーン 国際ピアノコンテストで
日本人としてはじめて優勝しました。
そのコンクールのひとつの課題で、指揮者とのあわせ方、
通常は目で見て、あわせますが、辻井さんは
「指揮者の息つかい」であわせるのだそうです。
その指揮者は、コミュニケーションをとるのが
他の目の見えるピアニストより、とりやすかったとか。
ヴァン クライバーン に
奇跡のピアニスト
とよばしめた、辻井さん。
辻井さんの言葉に
(この通りではなかったかもしれませんが・・)
「お客さんに よろこんでもらえたらいいな・・」
若干二十歳 すばらしい
ただ単に、いい演奏をするのではなく、
その作曲者(ベートーベンならベートーベン)の生涯にふれ、何をこの曲で伝えたいのか、
それが、わかったとき、本当に人を感動させる
演奏ができるのでしょう。
自分も、金光の生き様をこの「日本酒」を通して表現していけたら
いいですね。
それと、「目」にたよりがちだった判断を、もっともっと、五感をつかっていきたいと
改めて思いました。
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