カモキンが変わります。
今年から雄町米(特に麹米)に特化した内容に変わっていきます。
(限定品を除く)
なぜ、雄町 なのか?
多種多用な品種を使うことも、面白みがあってよいのですが、特徴をつかみかけたころには仕込みが終わってしまって不完全燃焼の場合もあります。そこで金光酒造では、もともと相性のよかった雄町米を使うことで、その特徴をつかみ、金光酒造における雄町の特性を100%出し切っていこうと考えています。
本年は雄町米も非常に硬く膨らみに欠け、上記の様に変更するには不安もありましたが、これも雄町を知る上での絶好のチャンスと思い変更に踏み切りました。
酵母も熊本酵母にしぼっていきます。
なぜ、KA-1(熊本酵母 広島選抜)なのか?
(広島選抜とは・・本家熊本酵母より酢エチ、酸度共低めの酵母を広島で選抜、培養した酵母です。私が勝手にそう呼んでいます。)
これも過去の経験からですが、協会9号も使用したこともありますが、酸がやや多く、好みではありませんでした。このKA-1(熊本酵母)が酢酸エチル(セメダイン臭)が少なく、酸も1.5~6と好みの数値であり、食中として酒単体として香味のバランスが優れているように思いました。
これにより、純吟雄町「芳華」はカプロン酸エチルの香り系から酢酸イソアミルの香り穏やか系になり、食中としてより相性の幅広いお酒になります。
今まで、特別純米を「こいおまち」 純吟雄町を香り華やかなお酒として、皆様にかわいがってきていただきましたが、何卒私たちの考えをご理解いただき、これからもご支援のほどよろしくお願いいただきたいと存じます。
「カモキンの雄町は旨い」といっていただけるよう、残りの酒造期を邁進していきますので、
よろしくお願いいたします。
特別純米は麹米に雄町(精米歩合50%)←大吟醸並の精米歩合です。
掛米に八反錦(精米歩合60%)を使用しています。
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