『桜吹雪』『賀茂金秀』の蔵元です。 社内および社外での出来事や日本酒に関する話題などをできる限りアップしていきます。 当社ホームページもよろしくお願いします。
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先週は仕込み期間にあっても かなり、のんびりな時間をすごさせていただきました。 なぜ・・? 通常のもろみ日数は25日前後、 大吟醸などは30日程度かかります。 この5日がミソです。 その間にも仕込みは続きます。 搾りはないけど、仕込みはある。 でも、週明けからは・・ 怒涛の搾り3本&袋吊り2本&仕込み2本&瓶詰め2本&出荷大量&お客様2組 予定通りに搾る日がくるよう、もろみの温度を調整します。 ここを乗り越えれば、春が来る。かな? 週末には 春の鉄板商品 「桜吹雪 特別純米 うすにごり生」を 出荷できるようがんばります!
先日発売になった「dancyu 3月号」日本酒特集 雄町特集にカモキンの純吟雄町が取り上げられました。 雄町と一言にいっても地方や蔵によって味わいはまちまち それを4タイプに分けられました。 1「ほっそり着やせ美人」 2「悩殺、ラテングラマー」 3「ふっくら癒しの菩薩系」 4「ガツン系 いぶし銀男子」 わがカモキンは悩殺 ラテングラマーに分けられています。 個人的には癒し系も入ってるつもりなんですけどね。 悩殺されたい方は是非、お試しあれ。 生酒は2月一杯の蔵出しで終わりそうですから。
酒の母と書いて酒母(しゅぼ)と読みます。 または「もと」。こちらは「酛」と書きます。 目的は純粋酵母を大量に培養すること。 と書けば簡単ですが、手法は色々あり、 近年は「速醸もと」といわれるやり方が一般的でおよそ2週間程度の時間を要します。 一方 「生もと」は1ヶ月もかかり、そこには様々な微生物のかかわりがあり 目に見えないだけで壮絶なバトルが繰り広げられているのです。 詳しくは割愛 もとは仕込み総米の6%程度ですが、お酒の性格を決める大きな要因です。 うちは高温糖化もとといわれる、温暖な地域では比較的よくつかわれるやり方です。 その作業の一部。酵母添加の作業です。 黄色い液は培養液です。 酵母(活性酵母)は容器に入った培養液の下に「オリ」のように沈殿しているのです。 笑い話で、活性酵母を扱ったことのない杜氏さんが 酵母をほんとに「オリ」と思って培養液だけ入れて 肝心の酵母を捨ててしまったそうです。 当然 酵母が増えるわけもなく、その後どうなったかは知りませんが・・・ 酵母投入後はタンクの壁面をきれいにして サシをとって終了です。あとはうまく温度を調整して酵母を培養していきます。 「サシ」とはタンクの上端から液面までの距離を測ることで タンクに入っている容量がわかるようになっています。 それには容器早見表というものを作っておかないといけませんが。 これは、5日目の酒母です。元気ですね。 チョー簡単ですが、作業風景でした。
新年あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願い申し上げます。 蔵はほんの少し休みを頂いて 3日から稼動しております。 でも私は2日に一人洗米。 遠くの神社より地元の神社 皆さんも渋滞にはまって遠くの神社へ行くより 近くがいいですよ。 おみくじ引いて「末吉」 あぁ、微妙。 残りの酒造期の安全を祈って 今日もバリバリ働きます。 ではblogは少ない更新ですが よろしくお願いいたします。
2012年も終わろうとしています。 今年一年いろいろなイベントや出来事がありました。 全国の新酒鑑評会ではおしくも銀。 4年連続の金はなりませんでした。 このイベントにあわせて広島では全国の蔵元が 集まるので、ホテルやアリスガーデンでお祭りがあります。 しかし、再来年以降鑑評会がどうなるかわからない状況がありますので 蔵元が広島へは集まらない可能性があります。 6月7月は出張が多かった 特にヨーロッパに6泊出張。 イギリス 日本大使館での酒の会に参加させていただきました。 驚いたのは、景気が悪いとはいえロンドンの街中には 超がつく高級車がたーくさん走ってました。 びっくりしたのは「ブガッティ ベイロン」この車1億は超えます。 あいた口がふさがらない状態でした。 車好きの私にはたまらない。。 9月には今をときめく 秋田 next 5とのコラボイベント 場所は表参道。 今までに無いイベントで、お越しいただいたお客様には 満足していただいたみたいです。 お酒の会もややマンネリしたパターンが多いのですが これは、今後非常に参考になりました。 秋田のnext5の蔵元さまありがとうございました。 そして、地元で西条さけまつり こちらはもう、天気しだいですね。 今年も非常に多くのお客様にご来場いただきました。 驚きはこのお祭り、委員はすべてボランティアで構成されています。 プロ集団はおりません。 祭りとしては非常に成功を収めている祭りですが、 西条のお酒の消費には直接結びついて降りません そこはここの努力ですね。 その祭りが終われば、酒造りの開始です。 約5ヶ月。どこにも遊びにいけません。春以降を有意義に過ごすためには ここでがんばらねばなりませんので、遊びはちょっとお預けです。 酒造りもやっと前半戦がおわり、年明けから後半戦です。 怪我なきようやっていきます。 今年もうまいお酒をどんどん送り出していますので、 見かけたらぜひ飲んでやってくださいな。 同じ商品でも、仕込みタンクが違うので、若干味が違うと思いますよ。 生だと熟成による変化もありますからね。それも楽しみに。 1年ありがとうございました。来年もまた、よろしくお願いいたします。 よい年をお迎えくださいませ。 この写真に特段意味はありません。